チルドレンクーデターに鈴木創士がゲスト入りした経緯、その因果と秘話

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事の発端

2012年Monsters Night vol.2

 少し遡ると、事の発端は2012年に京都UrBANGUILDで行われたMonsters Night vol.2 であることが見えてきます。冒頭でも登場した重要イベントMonsters Nightは、VAMPIRE!のWADA企画のイベントで、結成35年を越える老舗NWバンドVAMPIRE! を中心に、チルドレンクーデター、アリスセイラーなど、ジャンルを超えた化け物たちが集います。
 最初の Monsters Night は通常のブッキングでした。あまりにもライブをやらないチルドレンクーデターに業を煮やしたWADA the VAMPIRE! が「おれが企画するからチルドレンクーデター出ろ!」と動いてくれたのです。それ以来ずっとイベントも友人関係も続き、このイベントはホームと言っていい深い縁となっております。

 2012年のMonsters Night vol.2 は、Monsters Night 史の中でも奇跡と伝説を残す特別な一夜でした。

Monster Night vol.2 flyer

 出演はアマリリス【改】、チルドレンクーデター、VAMPIRE! 、そして「佐藤薫、今宵全てを語る」のスペシャルゲストたちです。
「佐藤薫、今宵全てを語る」には、佐藤薫、バンヒロシ、アリスセイラー、山崎春美、鈴木創士、ホソイヒサト、WADA the Vampire が登場。よくこんなタイトルの出し物に快く出演してくれたものです。そしてこの日、当日になるまで参加が未定だった山崎春美と鈴木創士の出演はこのイベントの特異性をさらに引き上げたのでした。

 トークだけにとどまらず、最後にはこの日集まったモンスターたち即ち、佐藤薫+鈴木創士+山崎春美+アリスセイラー+ホソイヒサト+WADA the VAMPIRE!+前淵(チルド)によるセッションまでも実現したという、世にも希なるイベントとなったのです。
 このイベントラストに実現したセッションが大層おもしろくカッコ良かったので「チルドレンクーデターに鈴木創士をゲストで呼びたい」とバンマスホソイは思うようになりました。
 
 この日なぜこれほどのモンスターが集結できたのでしょう。それはEP-4のレコーディングが京都で行われており、イベントの日付と上手く合致したからです。そしてアリスセイラーの出し物が少し以前に大々的に東京で行われ賛否両論の議論を巻き起こしたぴいち姫(アリスセイラーの妹)と博士(佐藤薫)のあの出し物の京都編だったからです。そうです。これこそアマリリス【改】の根源的な出し物です。こうしたあれこれ必然という名の偶然が重なり、ノリと勢いでMonster Night vol.2 の奇跡が発動しました。

Monster Night vol.2 告知とreport | チルドレンクーデター公式

註釈

Monster Night

Monster Nightの最初はVAMPIRE!のWADAによる通常のブッキングでしたが、チラシを作ったチルドホソイが勝手に「とてつもないブッキング」「Monsters Night」と書き入れました。
記念すべき最初のがこれです。

MonstersNight-1
Monsters Night 告知ページ | 公式

その次はMonster Nightの名がないものの、実質Monster Nightでした。
2011 flyer
告知ページ | 公式

そして2012年のこれ。
Monster Night vol.2 flyer
Monster Night vol.2

そして2013年のこれ。
2013-8-24 Monster Night vol.3 Flyer
MONSTER NIGHT VOL. 3

その後もこれや
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青井橘追悼 MONSTER NIGHT VOL.4

これなど、粛々と執り行われています。
Monster Night 5
MONSTER NIGHT VOL.5

こうやってまとめてみて初めて気づきましたが、Monsters Night がいつの間にか Monster Night になっておりまして、チラシを作っているホソイの間抜けがバレております。

VAMPIRE!

結成35周年を越える老舗ニューウェーヴバンド。
キュートでヘビィ、パワフルでタイト、ワイルドさの中にインテリジェンスを感じさせるカッコいいバンドです。
チルドレンクーデターとは昔はあまり交流があったわけではないが、十分な大人になってから再会して突如朋友に。

青井橘はある日言いました。「チルドとバンパは、一見なんの共通点もなさそうだけど、この組み合わせで見るのが最高にカッコいいの!」

2013年EP-4 5.21

 2013年5月21日、京都KBSホールにてEP-4による5.21イベントが大々的に執り行われました。代官山でのEP-4復活イベント2012年の5.21、これの京都編です。2013年の5.21は忘れもしない1983年の5.21のちょうど30年目にあたる5.21でした。感慨深すぎます。これに参加することは我々としてはもはや義務の気配すらありました。 

EP-4 5.21 代官山 http://natalie.mu/music/news/65790

EP-4 5.21 KBSホール http://smash-jpn.com/live/?id=1943

EP-4 5.21 KBSホール

 このイベントに、ビデオオペレーター補佐の役で呼ばれてお手伝いしていたチルドのバンマスホソイは、イベントの興奮冷めやらぬ打ち上げの席にて酔っ払ったあげく、前述の通り鈴木創士にチルドへのゲスト参加を呼びかけ、快諾を得たということになったわけです。

2013年5.21のKBSホールではもうひとつの事件が起きていました。アリスセイラーが河合カズキラングレーを引き連れてロビーでゲリラライブを行ったのです。EP-4が30年ぶりに行う硬派5.21ライブのロビーでガンダムを唄うぴいち姫の姿は怪奇ですらありました。この事件は当サイトアマリリス【改】のページでも確認できます。

アリスセイラー 5.21 ゲリラライブ

事の発端であるいくつかのイベントを見てきました。
しかし事の発端には、その発端の発端があります。

註釈

1983年 5.21

1983年5月21日に決行された三都市同時ライブ。
大量にばらまかれたEP-4シール、新作アルバムの噂、事件の形相を帯びていました。

「征服・肉体・複製」がYouTubeにあったので貼りましたが、マズければ言ってください。


・・・つづく

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