怒濤の2017年5月の一連の大イベントの最後、エミ・エレオノーラを迎えた Art Ensemble of Cell は無事終了しました。
アートスペース
アートイベントだからして作品展示が行われました。当初はスライドショーで済ませる予定だったものがあれよあれよと印刷物まみれになった模様。
エミ・エレオノーラ作品やブロマイド
世にも珍しいエミ・エレオノーラの壁画作品写真をはじめ、スマホに格納されたプライベート写真、鈴木さや香氏撮影による肖像写真もこっそりとお披露目されました。
チルドレンクーデター、細井工房
もうひとつはチルドレンクーデター関連のアートワークです。それとなくべらぼうに古い貴重なイラストやカバーアートの元ネタ作品などもあったのですがマニアでないとわからない。
バンマスホソイヒサトは別の世界では細井工房という壁画工房を運営していて、こちらも貴重な作品群の写真が展示されました。何が貴重かというと、仕事的におおっぴらに公開できない作品があります。プライベートビーチや個人邸に描かれたもの、関連企業が多いために契約上公開できないものなどですが限られた時間と空間ではOK、イベント現場だけで見ることができる作品群であります。以下は一部だけ抜粋。
さらに多くの画像がギャラリーページ会場スナップにあります。
スライドショー
演奏の最中に紛れ込ませる形でギャラリースライドショーもこっそり展開。本来、演奏の転換時や歓談時間などを利用して流すものですがいろいろあって演奏に混ぜ込みました。というか、混ぜ込むこともできなかったスライドもあります。つまり出し損ねたと。次回もう少しゆったりした時間を取れるように練り直します(何!次回!?)
蛇香
イベントのオープニングを飾るのはメンバー集まったのが2年ぶりくらいという貴重な蛇香です。リズムとアコーディオンとダンス。開始直後からわくわく、演奏にもダンスにも酔いしれます。ずっと浸っていたいターキッシュベースでエロクトロでアバンギャルドロック。
ドラムChimaki、アコーディオン ryotaro、ベリーダンサーのYumaにダルブッカ奏者の牧瀬敏の4人。
さらに多くの画像がギャラリーページ蛇香にあります。
エミ・エレオノーラ ソロパフォーマンス
デミセミクエーバー、打ち込みの激しいプログレッシヴ、ドラマチックでポエトリー、バーレスク、さまざまな音楽遍歴の後、現在はピアノの弾き語りという世界を展開するエミ・エレオノーラです。ラウンジジャズのピアノと美しく個性的な言葉、笑いを含めた楽しい歌と語り口、攻撃的かつ知性あるエミ・エレオノーラの個性が観客を掴んで離しません。
さらに多くの画像がギャラリーページ エミ・エレオノーラにあります。
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チルドレンクーデター
久しぶりのオリジナルメンバーによるチルドレンクーデターです。前回、前々回は蛇香のChimakiがチルドレンクーデターのドラムを担当していました。
今回のチルドレンクーデターのテーマは「慌てない慌てない」です。慌てません。曲を詰め込みすぎず、ゆったりしっかりやりました。定番の曲も新展開を含めたりします。
さらに多くの画像がギャラリーページ チルドレンクーデターにあります。
チルドレンクーデター + エミ・エレオノーラ
かつて15年前、CELL()ZOIDで共演して以来のチルドレンクーデター+エミ・エレオノーラセッションです。セッションタイムと言うにはあまりにもハイレベルなエミクーデター。
1曲目は何とCELL()ZOIDの「FK Funk」という選曲。元々CELL()ZOIDはチルドレンクーデターベースの曲が多かったのですがFKはホソイと大前チズルの合作。ただ一度きり演奏されたファンクビートの曲です。今回のイベントの告知ページで詳細にCELL()ZOIDのことを書きましたが、こんなふうにあの曲をやろうとは誰も想像しなかった。本人たちでさえ。
最後は「Art Ensemble of」というイベントタイトルであるからしてどうしてもやりたかったあの曲をやります。それはつまりArt Ensemble of Chicagoのファンクの名曲「Funky AECO」をカバーしつつパロった「ストップ・バス」です。
「ストップ・バス」をやるのは80年代後半にボアダムスのヨシミちゃんをゲストに交えたとき以来という大昔のあほみたいな曲ですがエミ・エレオノーラの穏やかな「ゲロは外に出して」のツッコミボーカルに全員昇天。仕舞いにはこれがチルドであっていいのかというブルース進行による楽しいセッションになってしまうという、あっていいのか。いい。
さらに多くの画像がギャラリーページ チルドレンクーデター+エミ・エレオノーラにあります。
このレポートのイベント告知ページはこちら。
Art Ensemble of Cell 2017 告知ページ
蛇香の皆さま、エミ・エレオノーラさん、チルドのメンバーの皆さん、お店のスタッフのみなさま、おつかれさまでしたありがとうございます。
今回、展示を司ってくれたのは細井工房スタッフとしてもお馴染み(誰によ)の銅版画家の景井さん、写真を撮りまくってくれたのは表現者でもある鈴木チカさんです。お二人ともきつい仕事なのによくぞ引き受けてくださいました。
そしてお客さま、EP-4祭りで体も財布もくたくたの筈なのにお越しいただいてありがとうございました。この感謝は特別です。