選挙・投票

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これあれなんです。あれではわからんか。
MovieBooの「選挙2」のところに書いた文章なんですけど、
なんだか攻撃的でやんぐの衛生日記みたいだなあと思ったのでごそっと削ってこっちに映すことにしました。
あまり攻撃的なことを映画の感想文で書くのもね、何ですし。

文脈的には「選挙2」の終わりの部分なので変なところもあるかもしれないですがご勘弁を。

選挙・投票

さて最後に映画からちょっと離れて投票行動について垂れます。余計な話ですがたまにはやります(たまにはか?)

まずその1、投票所に行って白紙や無効票を投じてはいけません。白紙や無効票を投じるやつがどういうやつかというと、幼児性が抜けないエディプスコンプレックスの固まりでとことんナルシシズムに溺れたキモいやつです。
「あらあら、白紙を投じたの、どうしたの、ぼくちゃんの気に入る候補がいなかったの、可哀想に、ぼくちゃんの決意なのね、ママが選挙のおじさんに言いつけてやるわ、うちの坊やが強い意思表示をしたんだから注目しなさいって」と言ってもらえることを期待して体育館の隅でうずくまって落ち込んだふりをしている中二病患者ですね。

その2 棄権は委任状です。そうですね、今の政治が大好きで、何一つ文句がなく、生活は楽しく懐は温かく気持ちはまろやかで身の回りは天国であると思っている人は棄権します。白紙委任状と等しいわけですからね。
なぜ棄権が白紙委任かというと、一般人が棄権すると党員や利害関係のある組織だけが頑張って投票しますから、組織の大きさ=選挙結果となるわけで、もう選挙などやらなくても結果はわかっています。

その3 有権者は寝ていたほうがいい。と言ったのは森さんで、この言葉を引き合いに出す人も多いです。
曰く「浮動票が過半数を超えているんだよ。多くの人が選挙に行くと結果が変わるはずなんです。みんな投票に行ってください」
そうですね、わりとある程度はその通りと思います。しかし私はそんなに甘い見通しを持っていません。この言葉を言う人は、浮動票の多くが政府に不満を持っていると信じていますが、投票に行かない大多数のぼんくらは「今の暮らしが最高なので何も変えずに続けてほしいわ」と思ってる生暖かい連中だと私は知っています。
幸せいっぱいのぼんくらをいくら焚きつけて投票させても結果は変わりません。

そもそもとかいうとあれですが、そもそも政治家というのは市民の代表です。市民全員が会議に出られないから代表を代わりに会議に送り込むんですね。
その代表を選ぶのが選挙です。
とすればですね。選ばれる政治家と選ぶ市民のレベルはですね、これはまったく同じになるわけです。
市民だけレベルが高いのにレベルの低い政治家が選ばれるということはあり得ません。

政治家を見て嘆く前に、その政治家のレベルとぴったりフィットの有権者に思いを馳せましょう。
有権者の多くが、まるで自分がお店のお客さんのように、ママの可愛いぼくちゃんのように、資本主義思想に毒されたナルシシズム系消費者目線で候補者を見ているあいだは希望はありません。

残念ながら民主主義の最後の手段は多数決です。最後の手段を最初に持ってくる異常さはともかく、早く日本も民主主義になればいいなと思いますよね、嫌味ではなくて。本心から。

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