10月からの大増税大幅値上げが決まってしまっている煙草に関して、この時期に恐れを成して禁煙を始める輩が大変多いようだ。
今まででもなく、値上げしてからでもない今の時期に禁煙とは、これはちょっと恥ずかしい決断と言わざるを得ない。尻尾を巻いて逃げ出す負け犬と等しいと言えよう。
しかし金持ち小金持ちにとってはどうということはない大幅増税が、庶民や貧民層には生活を直撃する大きな問題となる。なんせ1日2箱吸う人にとっては、年間10万円近い増税だ。年間10万円の増税をされて今まで通りの消費生活を送れるという庶民貧民はほとんどいない。
恐れを成しても当然と言えるかもしれない。
金を毟り取られる恐怖から禁煙を始めても、虚栄心の強い愚かな庶民は「健康のため」とか「世間の流れ」などという偽りの理由をでっちあげ己のちっぽけなプライドを守る。悲しい習性である。
これほどの大増税を目前にファイズムに毒され去勢されたメディアや世間は大人しいもので、狂気の蔓延を危ぶむ声は大変少ない模様。ファシズムを支持するのは常に多数の馬鹿だから当たり前だが、このような危機的状況に改めて恐怖を感じるものである。
さて大増税を乗り切る方法にはいくつか選択肢がある。
ひとつは煙草を吸う量を減らすこと、または年間10万円分、他の出費を取りやめることだ。多くがこの二つのいずれか、あるいは合わせ技を使うことになるだろうと思われる。
いずれにしても消費を抑制する解決方法で、庶民の経済活動はまたしてもマイナスの方向に動くことになる。
他には銘柄を替えるという手立てがある。若葉やエコーなど安価な銘柄に替えたり、あるいは手巻きの葉たばこ、パイプやキセルに手を出してみるのも粋かもしれない。
がんばってる煙草屋では、いろんな面白そうなものを扱ってるので相談しながら新しい楽しみを見いだすのもまた善し。
これほどの異常税率が課せられ高価になるのであれば、これまで従順であった庶民も政府への不満が慢性的に発生し、ダークサイドへの転換が図られるかもしれない。
裏街道のベテランさんたちもそろそろ黙っていないで動き出してほしいところ。闇の流通にも大いに期待したい。