断熱病

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最近はもっぱら家改装のリフォームブログで遊んでるわけですが、そんな中、暮らしの空間について気づいたことがひとつ。
近頃は壁にしても窓にしてもやたらと断熱断熱と小五月蠅いことで、私も自分ちに断熱材は入れてないんですが「入れるべきだったかな」などと気に病む始末。
でもよく考えたら、断熱に拘る即ち高気密ということで、わざわざ高断熱高気密にするものだから換気扇が必要で、ただの換気では高気密故空気が取り込めないから吸気機能換気扇が必要で、ダスト対策の空気清浄機が必要で、それほどの空間なれば臭いがこもったりして消臭が必要で、だからして室内で煙草を吸うなんてもってのほかで、煙草がなければ食べ物や外から持ち込んだ臭いが気になって、それを抑えたら靴下や加齢臭が気になって、と、このようにどんどん思春期少女的神経症が妄想を伴って悪化していきます。
完全に病気です。
高断熱高気密なんて必要ないのです。夏は暑い、冬は寒いで結構。
湿気や臭いは、畳や障子紙や漆喰や土壁が勝手に吸い込んだりはき出したりして調整する優れた機能を備えてます。
わざわざ吸気などしなくてもあちこち隙間だらけなら問題ないし。
煙草を嫌うのも、自由を恐れるのも、気密住宅が好きなのも、従属することが好きなのも、なにかをあげつらった批判をすることも、なにやら根っこは同じところにあるのは間違いない、それが何かは一言では言えないけども。

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